メンタルヘルス

辛い人へお勧めしたい、自問という習慣。

仕事や日々の生活が辛い人にぜひ行ってほしい習慣があります。

それは自問するということ。

今回は、自問の大切さについて書きたいと思います。

なぜ自問が大切なのか?

周りに流されるだけの人生になってしまう。

日々忙しく過ごすばかりで自分を振り返らないでいると、

周りに流されるだけの人生になってしまいます。

私自身、勉強や仕事に追われ、周りに流されるように忙しく過ごしてきました。

そのような日々を長く送っていたところ、

ふとした時に虚しさを感じるようになってしまいました。

せっかくの休日も、自分が何をしたいのかも分からなくなくなっていて

結局ベッドの上でダラダラと過ごして終わってしまいます。

人間は気づきからしか変われない。

私はそんな日々を変えたいと思い読書を始めました。

そして、いくつかの本を読む中で気づいたことがあります。

それは、『気づく』ということの重要性です。

人は新しい「気づき」があると、考え方や行動が変わるものです。

これまでと同じモノや考え方を選択していては、いつまでも同じような毎日が続きます。

極端な話ですが、

180度考え方や選ぶモノが変われば、想像もつかないような毎日に変わるのです。

その考え方を変えるきっかけとなるものが『気づき』です。

では、どうやって『気づき』を得ればよいのか?

それが自問という習慣です。

自問のやり方。

自問を行うときは、以下の4つのステップで行うのがお勧めです。

必ず紙に書き出すこと。

自問を行う際は必ず紙に書き出すようにしましょう。

人は複数のことを頭の中で考えることが苦手です。

頭の中だけで考えていると、同じことをグルグルと考えてしまいます。

考えることを紙に書き出すだけで、自分の思考を整理し、客観的に見つめることができます。

紙に書くことの大切さを説いた書籍が山のようにあることからも、

書き出すことの重要性が理解できると思います。

参考図書:赤羽雄二さん著『ゼロ秒思考』、安田修さん著『自分を変えるノート術』など

繰り返し行うこと。

できれば、自問は1度だけではなく、何度も繰り返し行いましょう。

同じようなことで悩んでいるなら、同じようなことで自問を行っても良いです。

何度も何度も書き出して考えることで、思考が整理されることもあります。

もちろん、新しい題材で自問を行ってもいいです。

自問は自分自身と向き合う時間です。

心に思い浮かぶことを自分に質問として投げかけてみてください。

振り返ること。

自問で使用した紙は取っておいて、時間が空いてから見直すことを私はお勧めします。

私自身はノートを用いて自問を行っているのですが、

ノートを振り返ると同じようなことで悩んでいたりします。

色々なことで悩んでいるように見えて、実は悩みの根本は同じだった

ということがノートを振り返ることで気づくことができました。

自分の考え方や悩みの大元に気づくことができれば、あとは対策を練るだけです。

ただ、振り返るときには注意してほしいことがあります。

それは、ネガティブな感情に振り回されないようにすること。

精神科医でベストセラー作家の樺沢紫苑さんはその著書の中で、

ネガティブな内容は繰り返すと余計に記憶に定着してしまうためよくない

という旨のことを述べられていらっしゃいます。

しかし、ネガティブな内容というのは気づきの宝庫でもありますので、

ネガティブなことを振り返る際には、客観的な視点を持つように心がけましょう。

行動すること。

紙に書き出して自問を行うだけでも思考が整理されて頭がすっきりします。

しかし、どうせならもう一歩踏み込みましょう。

自問を通じて自分の課題が見つかったら、

必ず行動を起こしてほしいと思います。

どんなに小さくても、些細なことでも構いません。

自分で行動を起こすことが今よりより良い未来へつながっていきます。

おわりに。

以上、自問の大切さとやり方について書いてみました。

私自身うつ病で苦しみ人生の底を味わった時から、

自問を通じていろいろなことに気づき、人生が改善してきているように感じます。

自問には即効性はありませんが、人生を大きく変える力があると私は感じています。

自問は憂鬱や閉塞感など、辛さを感じている人にこそ取り組んでいただきたい習慣です。

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